豆の産地

ブレンドの産地・特徴

テンプルブレンドに使用する生豆は通年契約をしております。主な生産国はグアテマラ・コロンビア・ブラジルの3種類になります。
この3種類の生豆は他のブレンドにも使用しているため、当店の味を支えていると言っても過言ではありません。

グアテマラ

エルインヘルト農園は、グアテマラ北西部ウエウエテナンゴ県の谷沿いに深く入ったラ・リベルタ村に位置し、敷地面積750ヘクタール(コーヒー栽培エリア250ヘクタール)の広大な敷地の中で営まれています。

この地区は平均気温が16~28℃と冷涼で、年間降水量は1800~2000mmと適度な湿度があり有機物質に富んだ火山性の土壌を有します。明確な乾季が均等な開花熟成を生みます。

更にグアテマラでの他農園では、通常の発酵時間は8~24時間ですが、エルインヘルトは72時間の発酵のち水洗し、冷たい清流の水でソーキングを32時間します。

パーチメントを引き締めることで、綺麗で透明感のある味わいで最上級の酸味、ボディ、ほのかなワインのようなアロマを持ったコーヒーを生み出します。

現オーナーのアルトゥロ・アギーレさんで4代目になりとても歴史があります。

より良い土壌作り・手作りで質の高い有機肥料と、収量より質の高いコーヒー作りを信念に、農園を運営されレインフォレスト・アライアンス・カーボンニュートラルノ認証を持ちながらも、更なる環境向上への取り組みも活動中です。

コーヒーの種子の品質管理、収穫作業からの精製処理、高度な判別作業、パッキング作業等の全て工程を一貫して行っております。

このような品質管理の為、天候などに左右されやすい農作物には珍しく、年度によっての味わいの差が少ないのも魅力の一つです。

更に農園で働いている人々の育成や健康管理、モチベーションの向上にも力を入れ、取引先の各国との繋がりもとても大切にしております。

生産国の中でもトップクラスの農園の一つです。

農園名 エル・インヘルト・ウノ農園
農園主 アルトゥロアギーレ
エリア ウエウエテナンゴ
区画 トラディショナル
プロセス フーリーウォッシュド
品種 ブルボン70% カトァイ30%
標高 1.500~2.000m
認証 レインフォレスト・アライアンス / カーボンニュートラル

コロンビア

ウイラ地方はトリマ、クンディナマルカ、メタ、カウカに隣接しています。

そして東部と中部の二つのアンデス山脈に挟まれその間をマグダレーナ渓谷が走っています。

コロンビアのコーヒー産地の中でもっとも南東に位置し、ここでしか味わえない素晴らしいフレーバーをもつコーヒーの産地として知られています。

火山灰による肥沃な大地でまた、一年を通して適度な降雨と温度により、高い所では2,000mを超える高地にも拘らずコーヒー栽培を可能にし、その温暖な気候により年間を通じて何度もコーヒー樹の開花を迎えます。

コーヒー生産者の多くが小規模農園で、家族総出で丹念に育てられています。

これこそがウイラ産コーヒーが素晴らしいといわれる所以です。

ウィラは、原産地呼称制度により産地ブランドが守られています。

登録されていない商品や業者が、ウィラ産コーヒーと銘打って販売することは許可されない為安心して、確実にウィラ産のコーヒーを取り扱えます。

ヴィジャ・ファティマはサンアングスチンにある小さな町で、マグダレーナ川の西岸に位置します。生産者の多くが2~3ヘクタールの零細農家ですが、耐病性が低く、収量の少ないティピカ種を丹精込めてを生産しています。

ウイラ産ティピカ種はバランスのとれたマイルドなボディーと甘さ、小規模生産者が集まっているのでロットになるので複雑な味わいも特徴です。

農園名 ヴィジャ・ファティマ生産者グループ
責任者 カミーロ・メリサルデ
エリア サンアグスチン(ウイラ県)
プロセス フーリーウォッシュド
品種 ティピカ 100%
標高 1,780-1,823m

ブラジル

ブラジル南東部内陸、ミナスジェライス州南部の都市ポソスデカルダスからサンパウロ州に入ったグラマ渓谷にハインニャ農園はあります。

ハインニャ農園はブラジルのコーヒー農園の中でも高地に位置し地理的条件と優れた気候がSpecialty Coffeeに適した場所です。

280ヘクタールあるコーヒー栽培面積のうち、200ヘクタールでイエローブルボンを栽培しています。

このイエローブルボン、完熟すると黄色(ポルトガル語でアマレロ)になります。自然のイタズラと人々の情熱が1つの結晶となりました。

同農園では、全作業員を農園内に住まわせており、一時的な雇用ではなく作業員の生活を確保しています。

又、医療・健康保険も完備しており、健康の維持にも努めています。

最近では建築家のオスカル・ニーマイヤー氏により、コンピュータ科学学校や教会が設計され、生活の向上に取り組んでいます。

現在農園経営の効率化を図り、2008年にUTZ認証社会環境マネージメントシステムを実行し、農園管理者のディアス氏は農業技師の資格を取得して更なる味の向上に努めています。

一貫した取組みの結果、2000年・2001年・2005年・2006年・2008年~2010年と7度カップ・オブ・エクセレンスの国際審査に入賞しています

お客様から絶大な人気を誇る、グアテマラ・エルインヘルト農園を中心に、お客様に好まれる味わいの豆をその年ごとに選んでおります。

農園名 ハインニャ農園
マネージャー ホセ レナト カルヴァーリョ ディアス
エリア モジアナ サン・セバスティアン・ダ・グラマ/サンパウロ州
プロセス ナチュラル
品種 イエローブルボン
標高 1,150-1,350m
荷姿 30kg INNOVATION BAG